症状
先天性(原発性)網膜症と後天性網膜症に分類され、前者はび慢性(広汎性)進行性網膜萎縮と中心性進行性網膜萎縮に、後者は栄養性、外傷性、炎症性網膜萎縮などに大別されます。び慢性進行性網膜萎縮では、初期には桿体(かんたい)の変性による夜間の視力障害が主で、病状の進行に伴う錐体(すいたい)の変性により、昼夜間ともに視力障害・喪失を呈するようになります。また、瞳孔(どうこう)の散大、白内障などが観察されることもあります。中心性進行性網膜萎縮では視力障害の程度は軽く、辺縁部の網膜は残存するため、視力は維持される場合が多いです。
アイリッシュセッター、ラブラドールレトリーバー、ミニチュアプードルなどに多いようです。び慢性進行性網膜萎縮は広汎な網膜変性の認められるもので、中心性進行性網膜萎縮は狩猟犬や使役犬に多いとされています。色素上皮の変性を伴うことが多いが、基本的には同一の疾患と考えられます。