【症状】
強い痛みと腫れを伴います。熱をもって内出血や変形などがおこり、機能障害、歩行障害などがみられます。折れた骨が、筋肉や皮膚を突き抜けて外に出ているものを「複雑骨折、開放性骨折」といい、細菌に感染する機会が増えます。皮膚に傷がなく、中で骨が折れている骨折を「単純骨折、閉鎖性骨折」といいます。
ほとんどの骨折は、交通事故や、高いところから落下したりした物理的な衝撃から起きます。また、くる病や骨腫瘍、骨感染症、その他に栄養障害などが原因で骨が弱くなっていると、ちょっとした衝撃でも折れることがあります。
【治療】
ボール紙など固いものをあてて、足を動かさないように固定します。「開放性骨折」で出血している場合は、止血するために強く縛ることで骨に負担がかかるため、多量のガーゼを当てて止血しましょう。犬が痛みなどで興奮することが多いので、まずは落ち着かせるように心がけ、十分に気をつけて動物病院へ連れていきましょう。病院では、X線検査で骨折の位置を確認し、ショック状態を改善するため、輸液や補液をします。同時に、感染症から守るために抗生物質、炎症を抑えるために消炎剤を投与します。また、骨折の状況に応じて、ギブスで固定したり、手術をして、ボトルなどで固定したりします。