パルボウイルス感染症(ぱるぼういるすかんせんしょう)

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イヌパルボウイルス(パルボウイルス・パルボウイルス属)が原因。感染した犬の糞便、嘔吐物などに口や鼻が触れることによって感染します。伝染性はきわめて高く、感染した犬に触れた人間の手指や衣服が感染源となるケースもあります。子犬がかかるのが特徴です。

【症状】
ウイルスの感染部位によって「心筋型」と「腸炎型」があり、「心筋型」は、突然不整脈になって、呼吸困難になって30分以内に急死する例もあります。「腸炎型」は、激しい嘔吐から始まり、ついで発熱、脱水、下痢、食欲不振、元気消失などの症状が現れます。下痢便は、灰白色からトマトジュース状の粘液便へと変化します。子犬が感染した場合の死亡率がきわめて高い病気です。

【治療】
原因となるパルボウイルスに効く抗生物質はないので、体力をつけて、下痢や嘔吐による脱水状態を改善するために、酸素吸入や輸液を行います。二次感染防止として抗生物質を投与します。水や食物を与えると嘔吐をひき起こすので、与えないようにしてください。また、感染力が強いので、ウイルスに汚染されたと思われるすべてのものは消毒してください。

【予防】
母犬の移行抗体が消失する時期(生後2?3カ月)にワクチン接種を行います。通常は生後9週目と15週目、その後は1年に1回の追加接種が必要です。ワクチンの接種前には、ほかの犬に近づけないようにしてください。