【症状】
歯の色が茶色から黒くなったり、穴があいたりします。最もむし歯になりやすいのは、歯肉の上の部分や、食べ物のカスがたまりやすい上下の噛み合わせの部分です。ひどくなると口臭が強くなったり、痛みで食餌ができなくなることがあります。
これまで、犬は、甘いものも食べないし、むし歯にかからないと思われていました。確かになりにくいのですが、最近むし歯になる犬が増えています。食生活の変化や、高齢化が原因として考えられます。口の中で、食べ物のかすや細菌などが、唾液によって粘着性のある物体になり、それが歯について、歯垢(プラーク)をつくります。歯垢の中にある細菌の働きでつくられた有機酸によって、歯の表面のエナメル質が溶け、穴があき、奥へ奥へ(歯髄部)とむし歯は進行します。みた目でわからない場合でも、レントゲンで撮影するとはっきりと診断できます。
【治療】
むし歯になっているところを削り取り、そのあとを充填して治します。むし歯は、初期の段階で飼い主が気づかないことが多いので、病院にきた時には既に抜歯しなければならないほど悪くなっているケースもよくあります。早期発見を心がけましょう。
【予防】
定期的に歯科検診を受けること。また、日頃から、むし歯になりやすい所を中心に、歯磨きをしてください。また、歯垢を取り除くために、固い食餌を与えたり、ガムなどの固いものをかませるようにしましょう。