湿疹(しっしん)

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【症状】
皮膚(表皮ならびに真皮上層)に認められる急性あるいは慢性の、また、痒み(かゆみ)を伴う無菌性の皮膚炎を湿疹と称します。急性の湿疹には各種皮疹が混在し、痒みが強く、また、湿潤していることを特徴とするが、罹患犬がなめたり、ひっかいたりするため、典型的な皮疹が観察されないことも多いです。慢性のものでは、痒みは強いが、湿潤傾向は減少し、皮膚の皮厚、色素沈着、落屑などが認められます。

【診断】
皮膚の病変部を注意深く観察し、さまざまな皮疹について、まず原発性の病変(疾患の直接的な反映:原発疹)であるか、続発性の病変(原発疹の進行したもの、あるいは二次的に生じた病変:続発疹)であるかを判定することが重要です。原発疹は表皮などの比較的表面に、また限局した範囲に認められますが、続発疹は皮膚の浅層から深層にかけて比較的広い範囲に認められます。また、微生物学的検査、寄生虫学的検査、免疫学的検査などが必要で、さらに、病理組織学的検査も実施することが必要です。