はじめに(はじめに)

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何だかうちのペットの元気がない。
でも今日はまだ水曜日・・・土曜日まで待って、お父さんに連れて行ってもらおう、
なんて考えてませんか?でも不安で不安で仕方ないでしょう?

ペットは家族の一員です。
だから、人と同じようにペットにもしっかりした医療を提供してあげましょう。
私達の思いはそこからスタートしています。

「だって、獣医さんってお金かかるじゃない。」
そうですね。
でも、それが理由で獣医に連れて行かないのなら、飼い主失格です。
ペットだって人と同じです。病気になったら診せに行きましょう。

しかし、残念ながら、やっぱり獣医さんの医療費は高いです。
では、どうしましょう?

私たちは、飼い主の立場で考えてみました。
もっと、動物のことを知っていれば少しは獣医さんに対抗できるんじゃぁないのかなぁ。

獣医には、それなりの技術はあるのも事実です。
では、そんな獣医さんって診察のとき、何を見てるんでしょうね?
わからないですよね。
ですから、私たちは、この冊子を作って、少しでもみなさんの参考になるものを提供しようと考えました。詳しく犬を観察してきた獣医の、飼い主に安心を与える特別な一冊です。

獣医さんは一体何を見ているのでしょう?

思い出してみましょう。ペットを連れて行きました。
まず、飼い主さんから症状などを聞きますね。問診といいます。
ペットを見ますね。視診といいます。
触ってみます。触診です。
血液を取ったりします。臨床検査といいましょうか。
そして、診断名が確定されるという次第です。

ここで一番重要なことは、「ペットは一言もしゃべっていない」ということです。
当たり前ですが、これが一番の障害なのです。
あくまで、飼い主さんからの病状の経過、様子とその時点でのペットの様子を比べて、私達獣医は判断しているのです。

つまり、ペットを診断する時は、「症状」がすべてなんです。
この作業を症状観察と言います。
私は、この症状観察を少しでも飼い主の皆さんに気にしてもらうことを目的に、この冊子を作成しました。

そして、もう一つ大切なことがあります。普段のペットの状態を把握しておくことです。
ご自分の健康管理を思い起こして下さい。
正常な状態があってこそ、調子が悪いと言える訳ですよね。
ペットだって同じです。
しかしながら、先程も言いましたように、ペットはしゃべれません。
ですから、健康管理をするのは飼い主さんの役割なのです。
そのサービスを私達は提供しています。もちろん、病気になったときのカウンセリングも行います。私も、一応、獣医ですから。

では、観察の仕方を見ていきましょう。
獣医さんは、経験的に一瞬でこの全体を見てしまいます。
そしておかしなところを重点的に見ていきます。でも、人間です。
たまには見落とすかも知れません。
かわいい家族のことですから、自分達でもある程度わかるようになりませんか?